ROOTプログラムについて
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プログラムを運営しているのはどのような組織ですか?
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このプログラムは、神戸大学を実施機関とし、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学、神戸薬科大学と共同で運営しています。
また、兵庫県に位置する国際的研究機関等とも連携しています。
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ROOTという名前の由来は?
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第I期の教育プログラム名である「根源を問い革新を生む国際的科学技術人材育成挑戦プログラム」(Research-Oriented On-site Training Program for Future Innovative Scientists) から付けられたプログラムの呼び名です。英語の“root”が根、根源の意味を持つことにもちなんでいます。
教育プログラムについて
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教育プログラムはどのような内容ですか?
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前半の基礎ステージと後半の実践ステージに分かれます。基礎ステージでは、研究を進める上で必要となる考え方や技術を学び、受講生が個別課題研究の研究提案を作成し、その発表を行います。実践ステージでは、研究提案などに基づいて基礎ステージから選抜された受講生が、自ら提案したテーマについて大学などで研究に取り組みます。アメリカのシアトル地域への海外研修において、ワシントン大学で開催されるSTEM Research Poster Session(大学生の理数科学技術分野の研究発表会)等の機会に発表します。
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受講する場合の期間は?
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基礎ステージは7月から翌年の1月初旬まで、実践ステージは2年目の2月から3年目の3月までとなります。
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実習や実験はありますか?
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基礎ステージのプログラムには簡単な実習が含まれます。後半の実践ステージは受講生ごとにそれぞれの研究テーマに取り組みますので、実験的な研究の場合には実験が中心となります。
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指導するのはどのような人たちですか?
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プログラムを実施する機関である神戸大学、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学、神戸薬科大学の教員が指導します。その他、連携機関である研究機関の研究者が指導にあたるプログラムもあります。大学院生などがティーチングアシスタントとして相談にのったり、指導を補助する場合もあります。
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教育プログラムはどこで実施されますか?
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基礎ステージの教育プログラムは、神戸大学、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学、神戸薬科大学などの施設を中心に行われます。特別セッションとして、スーパーコンピュータ「富岳」(理化学研究所 計算科学研究センター)、人と自然の博物館、大型放射光施設SPring-8、西はりま天文台などの先端研究施設、企業等への訪問・見学も行われます。 実践ステージの教育プログラムは、受講生ごとに取組む研究課題に応じた大学の研究室等が中心となります。8月の海外研修はアメリカ合衆国のワシントン州シアトルで行なわれます。
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プログラムを受講するのに費用はかかりますか?
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プログラムの受講のための費用は必要ありません。基礎ステージの交通費や、プログラム全体を通じた食事代などは原則自己負担となります。ただし、遠方の方には、補助される場合があります。
受講生の選抜について
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プログラムは誰でも受講できますか?
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基礎ステージについては、各年度受講を希望される方の中から約40名を選抜して受講していただきます。後半の実践ステージは、基礎ステージの受講生の中から約10名を選抜して受講していただきます。
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プログラムに参加できるのは高校生だけですか?
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高等専門学校の生徒も対象となります。ただし、高校3年生に相当する学年の生徒は1年目の基礎ステージには参加できますが、2年目の実践ステージには参加できません。また、中学生でも高校生として参加する生徒と同じ内容、レベルの講義や研究などに取り組める場合は応募することができます。
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受講生の選抜はどのように行われますか?
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基礎ステージの受講生選抜は7月に、書類と面接により実施します。
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応募の資格などはありますか?
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原則として高等学校または高等専門学校の生徒が応募できます。
※科学技術振興機構 (JST) の支援を受けて他大学が実施する同様のプログラムを同じ年度に受講することはできません。
その他
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ロゴマークの意味は?
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物事を深く掘り下げて根源(ROOT)に迫ってゆくこと、いろいろな物事のつながりを見出して本質に迫ってゆくことなどのイメージを表しています。